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- 2011.06.14 Tuesday
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胃潰瘍・十二指腸潰瘍 検査
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の場合、バリウムによるX線造影検査、または内視鏡検査があります。どちらにするか悩む方もいますが、内視鏡検査では、同時に組織の一部を採取して調べる生検も可能となり胃がんとの鑑別に役立ちます。また、ヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無を検査できます。
治療
ピロリ菌に感染していた場合は、除菌剤を服用して、ピロリ菌の除菌を行ないます。
非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDS、エヌセッド)が原因で潰瘍ができている場合は、薬の服用を中止したり、変更していきます。
胃酸の分泌を抑制できるヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)の服用で、夜間の酸分泌をほぼ完璧に抑制することができました。その後、プロトンポンプ阻害薬(PPI)が登場し、すべての酸分泌刺激に対して抑制を行うことが可能になりました。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)をきちんと服用すれば、胃潰瘍では約8週間(2ヶ月)、十二指腸潰瘍では約6週間でほとんどの潰瘍は治ることが明らかになっています。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍が治癒したあと、服薬を中止すると、再発する可能性が高いため予防として、H2ブロッカーや防御因子増強薬による「維持療法」を行います。維持療法を行うと、1年の再発率が10〜20%くらいに減少することが知られています。