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- 2011.06.14 Tuesday
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風疹は風疹ウイルスに、感染することで発症する病気です。くしゃみや咳などで、ウ
イルスが飛び散り、感染します。風疹ウイルスに感染し、症状があらわれるまで、期
間は約1〜4週間です。症状がはしかに似ているため、三日ばしかとよばれています。
はしかは症状が11日間ほど続きますが、風疹は4日ほどでよくなります。一般的に5〜
11歳の小児に多くみられます。 漢方薬
風疹は、はしかと同様、軽いかぜ症状ではじまります。風疹では、発熱と同時に、全
身に赤い発疹があらわれます。発疹の形、大きさはさまざまですが、かゆみはほとん
どありません。顔、耳の後ろからあらわれ、全身にひろがります。発熱、発疹は2〜3
日でおさまります。また首、わきの下のリンパ腺が腫れることが特徴です。その他、
のどの炎症などもみられます。感染しても症状がでない場合があり、これを不顕性感
染とよびます。一般的に16歳以上の人が風疹にかかると症状が重くなり、関節炎、皮
下の内出血などの合併症があらわれる場合もあります。
妊娠初期の妊婦が風疹ウイルスに感染すると、おなかの赤ちゃんに先天性奇形とよば
れる異常をひき起こすことがあります。心臓の奇形、白内障、聴力障害など、生まれ
つきの障害があらわれます。これを先天性風疹症候群とよびます。風疹にかかったこ
とのない女性では、妊娠の2ヵ月前までに、予防接種を受けることをお勧めします。
また妊娠中は、風疹の疑いのある人や、風疹が集団発生しやすい場所をさけるように
心がけてください。
風疹では、予防接種が定期接種にさだめられています。予防接種をすると、からだの
中に抗体ができるため、その後は、二度と風疹にかかることはありません。まれに発
症する場合もありますが、比較的軽症となる場合が多いです。1歳をすぎると予防接
種が可能になります。
風疹では、症状に対する治療が主になります。一般的には。日常生活での療養に気を
つけていただきます。 例えば、薬物療法 : 風疹の場合、症状が比較的早くおさまる
ため、一般的にはおこないません。ただし、症状が重い大人の方では、抗炎症剤など
、症状や体質などから、医師が判断し、もっとも必要な薬を最小限の種類と量で、処
方します。また症状がひどい場合には、抗生物質などの注射をすることもあります
。 もう一つはライフサポート : 熱がでている間は、十分な水分補給、保温が大切で
す。また、風疹ウイルスの感染期間は、発疹があらわれる前後約5日間です。熱が下
がっても、発疹が消えるまでは、人にうつす可能性があるため、外出をさけるように
指導します 。
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